2021年10月7日の19:00から21:00まで,オンラインにて開催されました.告知が直前であったにもかかわらず,約30名の参加者がありました.横山裕幸さん(本会監事)が前回ニュースの例会開催呼びかけにあるような内容と同様の流れで問題の論点を説明、その際、多摩市が説明会で使用した資料を使って改修計画の中身を解説しました。続いて、参加者同士で活発な意見交換がなされました。本ニュースでは意見の概要を速報として掲載します。

ユリノキについて

・1/3程度の高さに選定すれば残すことはできる

・共同溝があるため、土被りが30センチと浅い

・共同溝が入っている場所は,必ずしもユリノキの下ではない

・剪定には資金がかかる

・樹種選定が、速く育つということを前提としていたのは事実である

自転車について

・自転車を中心にするので良いのか

・歩行者専用道の自転車の危険性の問題は、レンガ坂だけでなく多摩ニュータウン全体の問題である

・道路を横断する歩行者が発生することを意識すべきである

中央広場について

・変更の必要があるのか

舗装について

・滑りやすいという意見は市に寄せられていた

・滑る理由が落ち葉であれば、原因はレンガではない

・レンガに溝を切ることで、滑る問題はある程度改善した

・高価な材料(タイル,白河石)なので、撤去したら再度の設置はできない

・レンガを張っているのではなく、大高事務所特注の、レンガ色をしたタイルを敷いている

・歴史的な遺産である

手続きについて

・10月2日に示された計画についてのパブリックコメントは行われてない

・2019年の多摩中央公園改修基本方針で指摘された問題点が引き継がれている

・手続きの慎重さが必要ではないか

・実施計画についても市民の意見を聞く機会があると良いのではないか

・問題点の解決のための計画として、唯一のものとして出てきたが、それで良いか

・都市計画ではいつも案が一つなので、市民の選択権がないがしろにされている

・良い資産を残すという計画の観点が欠けているのではないか

・新しい住民にはレンガ坂は貴重な資産ではないのではないか

・永山南公園では,時間をかけて市民と市役所がやりとりして落とし所を探ったので、時間をかけたやりとりが必要ではないかと感じた

多摩ニュータウン全般について

・北下り斜面であるということの計画上の困難さを認識する必要がある

・貴重な資産として保存活用する取り組みが必要である

多摩ニュータウン学会について

・建築学会は保存要望書を出している

・学会ではなく自分自身が活動しなければならない

・DOCOMOMOのように、学会としてニュータウンの資産を共有する取り組みが必要である

・スピーディーな情報発信が必要ではないか