2011年度の定期総会を6月5日(日)13時から、八王子市の首都大学東京で開催します。会員の皆さまの参加をお待ちしています。引き続き14時からは、会員以外の方も参加できる公開講演会、ミニシンポ、研究活動計画発表などを開催します。
講演は、今回の総会を最後に会長を退任する細野会長が、長年ニュータウン学会を率いてきた経験を踏まえて、今回の大震災を受けての今後の地域のあり方、国のあり方について語ります。
その後、緊急ミニシンポジウムとして、東日本大震災を受けて多摩ニュータウン地域でできることを議論したいと思います。会員の皆様におかれましては、すでに様々な形で被災地支援に取り組まれていると思われます。今回の緊急ミニシンポでは、震災直後の帰宅困難の問題、計画停電、放射性物質と水の問題、物資の買いだめの問題など、我々の身の回りで起こった問題を振り返り、地域住民として取り組むべきことを話し合いたいと思います。
当日は、参加者から個々の意見を披露してもらいながら、議論を深めていきたいと考えております。その結果を受けて、ニュータウン学会として中長期で取り組むべき課題を整理し、学会活動として位置付ける予定です。
さらにミニシンポの後、本年度の学会活動予定が担当理事より報告されます。本年度は3つのテーマを設定し研究活動を行い、その成果は次回の学会誌14号に反映させる予定です。一般会員の方々にも主体的に参加していただけるような形にしたいと考えております。
最後は、いつものように一般参加者も交えた交流会を計画しています。会場は、同じ首都大学東京キャンパス内で、ケータリングを利用して交流しやすい会場にします。東日本大震災を受けて様々な形で支援策が実行に移されつつありますが、被災地以外で大事なことは、この経験をそれぞれの地域でどのように活かし、自分たちのまちづくりに取り込んでいくかだと思います。是非、交流会にも参加していただき、皆で多摩ニュータウン地域の将来のあり方を大いに議論しましょう。
(筆頭理事・西浦)
■2011年6月5日(日)スケジュール
I 第15回多摩ニュータウン学会定期総会(開場12:30)13:00~13:50
場所:首都大学東京国際交流会館大ホール(京王相模原線南大沢駅下車、正門から徒歩10分程度)
議事:2010年度事業報告(会計報告含む)
アーカイブプロジェクト報告
2011年度事業計画について(予算含む)
II 公開講演会(開場14:00)14:15~15:00
講師:細野助博・本学会会長
「多摩ニュータウン学会に期待されていること」
学会ができるまで、できてから、今後の展望などを、多摩地域の現状やニュータウンの課題に絡めて講演
III 公開ミニシンポ 15:10~16:30
「多摩ニュータウン市民として考えるこれからの防災対策~東日本大震災を経験して」
IV 本年度の研究活動計画報告 16:40~17:00
(ア)多摩ニュータウンの里山
(イ)メディカルタウン
(ウ)多摩ニュータウンの基礎データ整備
V 交流会 17:30~19:30
場所:首都大学東京キャンパス内(当日案内)
会費:一般3000円(学生1000円)
各自の震災体験を報告していただく発言の時間を設けます。