2011年度から、多摩ニュータウン学会ではニュータウンの里山を研究テーマの一つにしていきます。そこで下記のように7月3日午後、例会の場を使って第1回の勉強会を開きます。一般の方の参加も可能ですので、ぜひお集まりください。

テーマ:里山イメージの誤解を解き、里山サービスの利用を考える
講師:松村正治(恵泉女学園大学准教授・NPO法人よこはま里山研究所理事長)
日時:2011年7月3日(日)15:00~17:30
場所:永山ハイツ集会所
参加費:500円(茶菓代)
(参加申し込みは、entry@tama-nt.org まで。準備の都合上、6月30日までにお申し込みくださいますよう、お願い申し上げます。)

講師・内容紹介
松村さんは、1990年代から全国的に盛んになった市民参加型の里山保全について研究をされています。また、ご自身も環境NPOの理事長として里山ボランティア活動に関わり、現場で生じる課題に取り組んできた経験をお持ちです。

研究者として実践者として、あるときは「里山」のイメージがたやすく政治的に利用される場面に警鐘を鳴らし、またあるときは、暮らしとの結びつきがほぼなくなった里山に対して、私たち市民がどのように向き合い、現代的に生かしていくべきかを考え続けています。

第1回勉強会では、ここから始まる里山研究プロジェクトの起点として、まず「里山」をめぐるさまざまな論点を整理した上で、特に、多摩ニュータウンにおける里山管理について考えてみたいと思います。多摩ニュータウンは、かつての里山景観を大きく置き換えるかたちで作られました。したがって、多摩ニュータウンを深く理解する上で、そのネガとして里山を学ぶこと、里山から学ぶことは大事なことだと考えています。

現在、里山管理に携わっている方はもちろん、里山がこれからの自然共生社会のモデルになると思っている方、あるいは、ここで里山をきちんと理解したいという方など、幅広いご参加をお待ちしております。

以上